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Concert Report 演奏会レポート

伊東朔 津市芸濃町「長徳寺」でのライブ 芸濃町の観光など

4月14日にちょうど「龍王桜」が満開になっていた長徳寺(芸濃町雲林院107)で、伊東朔によるキーボードのライブ演奏をさせていただきました。いつもお世話になっている芸濃町の観光ガイドの古市さんのご紹介で実現したもので、当日はあいにくの小雨でしたが、津市芸濃総合支所地域振興課によって「ふるさと新聞」(4月11日号)で紹介していただいたこともあってか、本堂内で聞いていただいた方は「60人を超えていた」(古市さん)とのことでした。お越しいただいた方々、そしてとてもよくしていただいた住職さん、ありがとうございます。

ちなみに長徳寺の住職さんは、たまたま津市立橋北中学校の校歌を最近耳にする機会があったそうで、「とてもいい曲だと思ったら伊東朔君のお爺さんが作曲していたことに気づいて驚いた」と声をかけていただきました。さらについでの話ですが、ルタンリッシュコンセールにピアノを習いに来ている津市立西橋内中学校に進学した子が、「中学校の応援歌の作曲者に伊東功とあってうれしかった」と言ってくれたのも、うれしいことでした。どちらも若い伊東功が教員として在職していたときに作曲したものです。

長徳寺での伊東朔の演奏は、「龍王桜」を見ながらの即興曲、幼いころから今までに作曲してきた曲、クラシック曲、流行歌に交えて、多くのリクエストもいただきました。一部、知らない曲や不得意な曲もあって応えられずに失礼しましたが、以前にリクエストいただいて演奏できなかったタレガ作曲の「アルハンブラ宮殿の思い出」を演奏しましたら、リクエストいただいた方がお越しいただいていて、大変喜んでいただきました。「初めて聴いたけどとてもいい曲ですね」という声もいただきました。

伊東朔はリクエストいただいたのに、当日に演奏できないと大変悔しい思いをするようで、旧明村役場庁舎でのコンサートのときなどに、以前にリクエストしていただいた方のお顔があるのを見ると、予定していなくても演奏することがしばしばあります。

さて、芸濃町観光ガイドの古市さんは、伊東朔が昨年のお正月に河芸の道の駅で雪の降るなか野外ライブをしていた姿を心にとめていただき、初秋の旧明村役場庁舎が復元落成のときの記念演奏に声をかけていただいた方でした。そこから旧明村役場庁舎での月1回のコンサートが始まり、今年の2月11日には芸濃町社会福祉協議会主催の講演会にもお招きいただいたのですが、古市さんはかねてより芸濃町の観光案内を伊東朔にしたかったようでした。

3月24日の旧明村役場庁舎でのコンサートのお昼休憩のときに、石山観音のミニガイドをしていただきました。その直後の午後の演奏の最初は、石山観音の印象による即興演奏から始まりました。その即興演奏は、いろんな場面で何度も即興演奏を聴いている者にも、いかにも今さっき見てきた風景とそこで感じていた空気の質感が再現されたようで、山となっている大きな石と大小の仏様たち、それらを包むように生きる植物たち、そしてその葉をゆらして空に帰る無数の風を音で描写したように思われました。後日、作曲のきっかけとなるものは自然の風景や動植物で、演奏で心掛けるのは聴いていただく方と空気を共有することだというようなことを伊東朔が言うのを聞いて、これまでの演奏や作曲作品の軸となって来たものが初めて納得されるようでした。だから伊東朔の音楽はお客様のいる本番の生演奏がよいことが多いことも納得できました。

「石山観音の33体を全部見るなら2時間はかかりますが、いかがですか」と古市さんに誘われて、3月29日に観光のためだけに芸濃町を初めて訪れました。古いものは鎌倉時代になり、大きなものは4メートルにもなるという摩崖仏や、いつの時代にか持ち込まれたお地蔵様などのほとんど一つひとつを説明していただき、ここには芸濃地域の文化や産業の歴史がつまっていると感じました。それにしても古市さんが、石山観音と地元の人々との古くからのかかわり方まで具体的にお話しいただくのには、感動すら覚えたほどです。ゆっくりと一周して下山したところでは、古市さんの奥様から和菓子と抹茶のご接待までしていただき、大変恐縮いたしました。伊東朔は、芸濃町との関係ができてから、茶道にも関心を持ち始めていたので、とても喜んでいました。

 

 

 

 

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